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「毒魚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

毒魚の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三十年後の世界」より 著者:海野十三
魚なんだもの。あんな魚の肉をたべると、きっと毒にあたるかもしれない」 「ははあ、毒魚《どくぎょ》だというのだね。よろしい。毒魚毒魚でないかはこのキンちゃんが一....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
た。彼はその後のことは覚えなかった。 翌朝、日が高く昇ってから、呉春は酒の酔と毒魚の麻痺とから、やっと醒めかかることが出来た。 彼は亡者のような恐怖に充ちた....
河豚は毒魚」より 著者:北大路魯山人
常識至らずして、未だ人生を悟らないからではないか。 さて、このふぐという奴、猛毒魚だというので、人を撃ち、人を恐れ戦かしめているが、それがためにふぐの存在は、....
河豚」より 著者:吉川英治
を分らせたくなって僕などは自分でもいけないと思う。いくら料理が進歩しても、やはり毒魚である。秋里随筆なども、備後鞆ノ津の名物ふぐ汁を紹介しておいてその末尾に、 ....