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比翼紋
「比翼紋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
比翼紋の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
一寸《ちょいと》惚《ぼ》れ」という時は未だ「いき」の領域にいた。「野暮な事ぢやが
比翼紋《ひよくもん》、離れぬ中《なか》」となった時には既に「いき」の境地を遠く去....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
、 「お、こりゃア、銀簪《ぎんかん》!……角菱《すみびし》と三蓋松を抱きあわせた
比翼紋《ひよくもん》がついております」 「ちょっと詮索すりゃア、すぐ持ちぬしが知....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
/\不実な……怨めしいは伊之助はん」 と四辺を見れば腹の立つは、伊之助と若草の
比翼紋の附いた物ばかり、湯呑から烟管の彫から烟草入から、傍にころげて有る塗枕の金....