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比隣
「比隣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
比隣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
締を厳重にする必要を認め、特に島原の乱の起った寛永十四年から五人組制度を整備し、
比隣検察の法を励行したことは、我輩の「五人組制度」中に論じて置いたところである。....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《おおびと》采薪《たきぎとり》狩猟《かり》を事とし、人肉を食うものとなり居るも、
比隣《となり》のワラキア人はやはり翼と利《とき》爪《つめ》あり、焔と疫気を吐く動....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、あるいは鰹節《かつおぶし》を惜しまず他家の猫を誘い括《くく》って放たず、ために
比隣反目して白井権八《しらいごんぱち》は犬の捫択《もんじゃく》から人を殺して逐電....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
像するに難からざることである。それゆえ今において新たに開店せんとする人は、路幅と
比隣の有様を見、将来の発達を期して路幅の広い街に狭い間口の家を求めたり、あるいは....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
の酒を醸すことを制止せられて後、久しからずしてこの祭の日に干渉が下り、強制を以て
比隣の祭の日を同じ日に変更させ、往来の余裕なからしめたのが地方官の手柄であった。....