毘沙門堂[語句情報] » 毘沙門堂

「毘沙門堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

毘沙門堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
さは、二十四間に六十間で、三つのうちで最も小さく、中曲輪は信玄の居所、築山泉水|毘沙門堂など多少風致を備えていた。西曲輪は姫嬪の住坊、人質曲輪とも呼ばれていた。....
法然行伝」より 著者:中里介山
月房と号し、一向念仏し、その上に「続撰択」を作って法然の義道を助成した。 四十一毘沙門堂《びしゃもんどう》の法印明禅は、参議成頼卿の子息で、顕密の棟梁山門の英傑....
私本太平記」より 著者:吉川英治
でもあろうしの」 こうして、正成が、いちど千早へ引きあげて行くまでには、信貴山毘沙門堂にある大塔ノ宮へも、洛中の千種忠顕へも、使いをたてて、つぶさにここの戦捷....
私本太平記」より 著者:吉川英治
先して、父君のこの還幸をお迎えに出ていなければならないはずの大塔ノ宮が、信貴山の毘沙門堂から降りても来ないことだった。 平和は回った。市はひらかれ、諸国の商人....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
りは拝む人たちの競争であります。京都では鞍馬の毘沙門様へ参る路に、今一つ野中村の毘沙門堂があって、もとはこれを福惜しみの毘沙門などといっておりました。せっかく鞍....