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毛筋棒
「毛筋棒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毛筋棒の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
れたりした。 おしょさんが髱《たぼ》をかきつけている巧《うま》さ――合せ鏡で、
毛筋棒《けすじ》のさきで丸髷の根元を撫《なで》ている時|鬘《かつら》のように格好....
「妾宅」より 著者:永井荷風
煤竹《すすだけ》のようにひからせ、銀杏返《いちょうがえ》しの両鬢《りょうびん》へ
毛筋棒《けすじ》を挿込んだままで、直《す》ぐと長火鉢《ながひばち》の向うに据えた....
「濹東綺譚」より 著者:永井荷風
のか、又は聞えない振りをしたのか、女は何とも答えず、肌ぬぎのまま、鏡台の前に坐り
毛筋棒《けすき》で鬢《びん》を上げ、肩の方から白粉をつけ初める。 「どこに出てい....