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毛虫眉
「毛虫眉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毛虫眉の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の雑木の一本を折った。最初|無断で杉を伐りはじめたのであった。与右衛門さんは例の
毛虫眉をぴりりとさせて苦情を持込んだ。御自分に御買いになった木を御伐りになるに申....
「あなたも私も」より 著者:久生十蘭
」 有江老人は、わかってるわかってると、うるさそうにうなずくと、モジャモジャの
毛虫眉の下から落窪んだ小さな目を光らせながら、 「ファザーもマザーも亡くなって、....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
がこっちへ向く。おそろしく原始的で、また好戦的な感じもする人間だった。獰猛そうな
毛虫眉も、厚く上にめくれている唇も、大きな野太刀も鎖帷子も、着ている獣の皮も。 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ぷり張ッていて、大きな鼻の坐りをよくしている。 なんとも貪欲な人相だが、しかし
毛虫眉をかぶッた切れ長な眼は細く針のような底光りをかくしていて、しじゅう意識でえ....