毛詩[語句情報] » 毛詩

「毛詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

毛詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
前年に会陰に膿瘍を発したために、やや衰弱していた。成善は久しぶりにその『易』や『毛詩』を講ずるのを聴いた。多紀安琢は維新後困窮して、竹逕の扶養を蒙っていた。成善....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ゃく》夜半人を驚かす、薄媚《はくび》の狂鶏三更暁を唱う〉。呉の陸※《りくき》の『毛詩草木虫魚疏』下に、〈鶴常に夜半に鳴く〉。『淮南子《えなんじ》』またいう、〈鶏....
東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
て、京都では宮方や縉紳の邸に迎えられ、漢籍の講義をしたものだ。実隆は彼からして『毛詩』、『孟子』、または兵書などの講釈を聴聞したことをその日記にしるしている。詩....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
た時」という意味である。書紀神功皇后巻に、「いざ会はなわれは」とあるは相闘う意。毛詩に、「肆伐会朝清明」とあり、「会える朝」は即ち会戦の旦也と注せられた。共に同....
狼疾記」より 著者:中島敦
故、こんな世間とかけ離れた生活を選んだのだ。オデュッセイアと、ルクレティウスと、毛詩|鄭箋《ていせん》と、それさえ消化《こな》しかねるほどの・文字通りの「スモオ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
去り、樹は紫褐色の枝椏を残して裸となるのである。 井岡冽《いおかれつ》纂述の『毛詩名物質疑《もうしめいぶつしつぎ》』(未刊本)巻之三、※の条下に、「※通名御柳....