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毛越寺
「毛越寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毛越寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
魚の影もなしに、幽な波が寂しく巻く。――雲に薄暗い大池がある。 池がある、この
毛越寺へ詣でた時も、本堂わきの事務所と言った処に、小机を囲んで、僧とは見えない、....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
推察できる。そのようなケンラン豪快なものは、ここには見られない。中尊寺や失われた
毛越寺の一流品的な性格も意図も見ることができないのである。彼は関ヶ原の時に至って....
「平泉紀行」より 著者:村山俊太郎
きて霊舎に夏陽さし 静かに眠るみたまなりけり 経蔵と釈迦堂、絵画堂などをみて
毛越寺に下る。大堂宇の跡は楚石の数々に昔をしのぶに充分である。大泉池も葦の生える....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
継承して、相変らず奥羽に割拠していたのであった。彼は父の中尊寺に倣ってその近傍に
毛越寺を建立した。不幸にしてこの寺はほとんど当時の何物をも後世に遺していないが、....