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「毫毛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

毫毛の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
われ》あり、十年ばかりも以前に、その裂目へ扇子入りたり、その後ようやくして、今は毫毛《ごうもう》も入らず、愈《い》えて※裂なし、破鐘を護《まも》る野僧の言わく、....
連環記」より 著者:幸田露伴
そうに思われる。然し恵心は如何にも謙虚の徳と自信の操との相対的にあった人で、加之毫毛の末までも物事を曖昧にして置くことの嫌いなような性格だったと概解しても差支無....
霊的本能主義」より 著者:和辻哲郎
生の暁を彩どる東天の色は病毒の汚濁である。 日本民族が頭高くささぐる信条は命を毫毛の軽きに比して君の馬前に討ち死にする「忠君」である。武士道の第一条件、二千五....