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毫髪
「毫髪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
毫髪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「硝子戸の中」より 著者:夏目漱石
全能《ぜんちぜんのう》の神があるならば、私はその神の前に跪《ひざま》ずいて、私に
毫髪《ごうはつ》の疑《うたがい》を挟《さしはさ》む余地もないほど明らかな直覚を与....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、平等に臨みたもう日天さえかくのごとし、いわんや魔魅|障礙《しょうげ》の物をや、
毫髪《ごうはつ》なりとも便を得て、その物に化して真気を奪わんと窺う時、眼を見るべ....
「失うた帳面を記憶力で書き復した人」より 著者:南方熊楠
人、某の物若干を染むと疏すること、およそ数百条、書くところの月日姓氏、名色丈尺、
毫髪の差《ちがい》なし、民持ち帰り、物主を呼び、読んでもってこれを示すに、みな頭....