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氏の長者
「氏の長者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氏の長者の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
》に染められて、彼もまた次第に華美を好むように移り変わって来た。もう一つには藤原
氏の長者という大いなる威勢をひとに示そうとする政略の意味も幾分かまじって、きょう....
「魔法修行者」より 著者:幸田露伴
は面白い人がある。それは政元よりも遥に立派な人である。 関白、内大臣、藤原氏の
氏の長者、従一位、こういう人が飯綱の法を修したのである。太政大臣|公相は外法のた....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
た源六郎は、その後、淳和奨学両院別当《じゅんなしょうがくりょういんべっとう》、源
氏の長者八代の世を相続して、有徳院《うとくいん》殿といった吉宗公になったとき、忠....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
という。高貴の生れの方は、肉体を恥じないものだそうです。
今この、征夷大将軍源
氏の長者、淳和奨学両院別当《じゅんなしょうがくりょういんべっとう》、後に号《ごう....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
、否、常に相続をめぐって、お家騒動の絶え間なき連続のようなものだ。藤原一門自体が
氏の長者だの関白をめぐって父子兄弟の絶え間なき争いでもあった。藤原氏にも三種の神....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
渠らは貴族という条、マダ出来立ての成上りであった。一千年来の氏族政治を廃して、藤
氏の長者に取って代って陪臣内閣を樹立したのは、無爵の原敬が野人内閣を組織したより....