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民俗学
「民俗学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民俗学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「河童」より 著者:芥川竜之介
見した時、西国《さいこく》の河童は緑色であり、東北《とうほく》の河童は赤いという
民俗学上の記録を思い出しました。のみならずバッグを追いかける時、突然どこへ行った....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
名を人に附けたりするはいずれも祖先が虎をトテムと奉じた遺風だ(ゴム『史学としての
民俗学』二八三頁に基づく)。アジアの諸民族中にかかる風習が多いので、したがって虎....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
族霊として厚く葬った遺風とだけは確かに知れる(一九〇八年版ゴム『歴史科学としての
民俗学』二八七頁)。西暦紀元六十二年駐英ローマ兵士がイケニ種の寡后ポアジケアを打....
「読書法」より 著者:戸坂潤
ンチャとか、経済学・言語学・考古学・ジャーナリズム・新聞・政治学・戦争・地理学・
民俗学・及び土俗学・其の他其の他の項目が含まれている。この種の項目を副次的な参照....
「物売りの声」より 著者:寺田寅彦
にとるなり蓄音機のレコードにとるなりなんらかの方法で記録し保存しておいて百年後の
民俗学者や好事家に聞かせてやるのは、天然物や史跡などの保存と同様にかなり有意義な....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
までも四眼ありて、邪視を人に及ぼすと言わるるに及んだものか。(昭和四年一〇月、『
民俗学』一ノ四) (付) 邪視という語が早く用いられた一例 余り寒いの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
強めるに必要で、紀州では毎年少なからず信州より買い入るを遺憾に思い、胡桃沢勘内氏
民俗学の篤志家で文通絶えざるを幸い、その世話で種を送りもらい植え付けて後|穿鑿《....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
関係のアトミズム化したようなものに過ぎない。日本に於て民衆として存在するものは、
民俗学的な、土俗学的なものでしかないのだ。市井、巷間に横たわるものが民衆というこ....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
考えなのさ。実にわが言はバカバカしいが、分らんものは、分らんですよ。 岡田村の
民俗学者、白井さんや波浮の坂口校長先生の説では、大島はクゲの流人が多く京言葉が多....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
れ行くものを」と詠んでいます。 昔話とか馬鹿聟話とかいうようなものは、風俗学や
民俗学の方により多くの繋がりを持ちまして、文学の方にはあまり這入って来ていないよ....
「環礁」より 著者:中島敦
聞くと、パラオでは相当に名の聞えたインテリ混血児(英人と土民との)で、独領時代に
民俗学者クレエマア教授が調査に来ていた間も、ずっと通訳として使われていた男だとい....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
特色があった。それは駄洒落である。一体古代の笑いは敵魔|懾伏の魔法であったことが
民俗学の方から次第に明らかにされて来ているが、そこまでは溯らなくても、奈良・平安....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
り云々(岩波文庫本)。 と記せるがそれである。そして、この神話からおよそ三つの
民俗学的問題を抽出することが出来る。第一は穀神である保食神は、何故に殺されたのか....
「獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
る。(A)文献学的の稽査としては、喜多村信節翁の「※庭雑考」に載せたもの、(B)
民俗学的の考覈《こうかく》としては柳田国男先生の「郷土研究」第三巻に収めたもの、....
「日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
正)年間からは、シナ(支那)やチョウセン(朝鮮)の歴史の研究が進み、また考古学・
民俗学・宗教学・神話学などの学問が次第に芽を出して来たので、それによって、側面か....