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民友社
「民友社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民友社の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
こで話の骨に勝手な肉をつけて一編未熟の小説を起草して国民新聞に掲げ、後一冊として
民友社から出版したのがこの小説不如帰である。 で、不如帰のまずいのは自分が不才....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
「帰省」という本が出て、また別な文学の世界の存在を当時の青年に啓示した。一方では
民友社で出していた「クロムウェル」「ジョン・ブライト」「リチャード・コブデン」と....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
波頭はまずいろいろなおとぎ話の翻訳として少年の世界に現われた。おとなの読み物では
民友社のたしか「国民小説」と名づけるシリースにいろいろの翻訳物が交じっていた。矢....
「北村透谷の短き一生」より 著者:島崎藤村
でも私は北村君を忘れられない人の一人に挙げて置いた。北村君の一番|終いの仕事は、
民友社から頼まれて書いたエマルソンの評伝であった。それは十二文豪の一篇として書い....
「子規居士と余」より 著者:高浜虚子
のはあの男の事であった。『国民の友』に「人寄席の話」を投書したのが縁となって遂に
民友社に入社し下層の事情に通ずるので重宝がられていたがその後行方不明になって今に....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
牘体の一文云々というのは、その頃雑誌『日本人』に連載して居った俳話の一章でその後
民友社から出版した我ら仲間の最初の俳句集『新俳句』の序文にしたものがそれである。....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ネフを紹介して公衆に興味を頒とうとしたので、原稿料を取るためではなかった。勿論、
民友社は報酬を支払ったが、その報酬は何ほどのものでもないから生活を補う資にはなら....