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「民国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

民国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新生」より 著者:島崎藤村
表した。時に四十七歳。第二部を脱稿したのはその翌年九月のことであった。昭和二年(民国十六年)に、この作は北京《ペキン》大学の徐祖正氏の訳により支那《しな》語に移....
第五氷河期」より 著者:海野十三
リカに、それは望めないとしたら、ソ連はどうであろう。南米はどうであろう。また中華民国や、大南洋はどうであろうか。 植松総監は、この緊急の事態に面して、はなはだ....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
が弛緩しております。今日まで、その状況がずっと継続しましたが、今次日支事変の中華民国は非常に奮発をして勇敢に戦っております。それでも、まだどうも真の国民皆兵には....
西湖の屍人」より 著者:海野十三
。しかし、あれは日本での出来ごとだった。ここは疑いもなく、西へ五百里も距った中華民国は浙江省での話だった。 漢青年は、またいつものように、あの不思議な日以来の....
空襲葬送曲」より 著者:海野十三
「英、仏両国は中立を宣言す」 「注目すべきレニングラードの反政府運動」 「中華民国も一と先ず中立宣言か」 「上海に市街戦起る、○○師団、先ず火蓋を切る。米国空....
空襲下の日本」より 著者:海野十三
のかしら。そして空襲されるとしたら、一番どこからされ易いの」 「それは第一が中華民国の上海とか広東とかいった方面から。第二は露西亜のウラジオから。第三は太平洋方....
続堕落論」より 著者:坂口安吾
国人だのと区別するのは尚原始的思想の残りに憑かれてのことであり、世界人となり、万民国籍の区別など失うのが正しいという論である。一応傾聴すべき論であり、日本人の血....
些細な事件」より 著者:井上紅梅
あり、わたしを悪い癖の中から引放し、今に至っても忘れることの出来ないものである。民国六年の冬、北風が猛烈に吹きまくった。その頃わたしは仕事の都合で毎朝早く往来を....
村芝居」より 著者:井上紅梅
後の十年のうちで、しかもとうとう何の意味をも見出さずに出て来たのだ。 第一囘は民国元年、わたしが初めて北京へ行った時、ある友達から「ここの芝居は一番いいから、....
沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
戦に行かせておくれ。父母の仇敵は袁世凱だ。あいつを生かしては置かれない。あいつは民国の仇なのだ! あいつをこのまま放抛って置いたらきっと皇帝になるだろう。あんな....
雪女」より 著者:岡本綺堂
と……。いや、まったくそれに相違ないよ。昔は本当に幽霊が出たかも知れないが、中華民国の今日にそんなものが出るはずがない。幽霊がはいって来るときに、戸がこわれると....
自作肖像漫談」より 著者:高村光太郎
こういう類の深と大とのある風貌の人は当分日本に生れそうもないような気がする。中華民国には或はあるかも知れないが、中華民国となると又すっかり特質の違ったものになる....
赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
ところが遂々踊り出した一組があったね。それも我等の側からだ。一人の若い美しい中華民国婦人とその良人らしい墨西哥人と、その夫妻の友人らしい数人の墨西哥人が、僕達の....
「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
であることからこの名を得たのであった。その存在は早く支那人に知られて、山海経に毛民国の名があり、唐人は正に「毛人」の二字を以てこれを表わし、日本紀以下我が国でも....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の全盛時代に於て国民皆兵の制度破れ、爾来武を卑しみ漢民族国家衰微の原因となった。民国革命後も日本の明治維新の如く国民皆兵に復帰する事が出来ず、依然「好人不当兵」....