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民族
「民族〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民族の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
進歩の遅いかと云うことを示すものである。
聖書
一人の知慧《ちえ》は
民族の知慧に若《し》かない。唯もう少し簡潔であれば、……
或孝行者
....
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
えは先から先へ進む。 超世的詩人をもって深く自ら任じ、常に万葉集を講じて、日本
民族の思想感情における、正しき伝統を解得し継承し、よってもって現時の文明にいささ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
なのである。 ストックホルムにて 一九一〇年一〇月 発達の最低段階にある
民族はただその日その日に生きてゆくだけのものである。明日何事が起ろうが、また昨日....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
あります。これは歴史的に考えれば、東洋でも同じことであります。お隣りの支那では漢
民族の最も盛んであった唐朝の中頃から、国民皆兵の制度が乱れて傭兵に堕落する。その....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
く眞の平和的理想を内包していることが解るであろう。東亞連盟運動は、世界のあらゆる
民族の間に正しき協和を樹立するため、その基礎的團結として、まづ地域的に近接し且つ....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
となれば悪は悪を生み罪は罪を孕み、容易にその根絶を期し難いからである。悪徳はただ
民族全体の道徳的並に物質的の発達と、高尚な知識の普及と、又真の意義ある教育の進歩....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
ているのかと。国民の生活を反映しないような映画はすでに映画ではないのだ。芸術とは
民族の生活のうえに咲く花なのだ。 他国の人間のしり馬に乗つて、百姓の姿を醜く感....
「北斗帖」より 著者:違星北斗
め川には橋がかかるとも アイヌの家の朽ちるがいたまし あゝアイヌはやっぱり恥しい
民族だ 酒にうつつをぬかす其の態 泥酔のアイヌを見れば我ながら 義憤も消えて憎し....
「茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
々話を聞いて見ると、必ずしも敬服に価すべき良風許りでもない様なるが、さすがに優等
民族じゃと羨しく思わるる点も多い、中にも吾々の殊に感嘆に堪えないのは、彼等が多大....
「狂人日記」より 著者:秋田滋
好む、本能の命ずるところに従わないでいられないために、ときどき、戦争によって、一
民族が他の
民族を殺す戦争によって、自らを慰めるのだ。ところで、戦争というものは、....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
。むしろ倫理道徳に反した残酷なことが多いくらいである。それがいっそう発展すると、
民族的宗教となってだいぶ倫理道徳の要素が加わってくる。けれどもまだまだ倫理道徳に....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
問題でなく、また独り日本ばかりの問題でもない。総ての公平な判断や真実の批評は常に
民族的因襲や国民的偏見に累わされない外国人から聞かされる。就中、芸術の真価が外国....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
独立後の日本をどうするかという抱負経綸が示され、日本国民に独立の気魄を吹き込み、
民族として立ち上る気力を与えることが、その務めであるにもかかわらず、吉田内閣積年....
「私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
事件、神戸では伊藤公の銅像を倒し、その首になわをかけてひきずり回す騒ぎもあった。
民族の青春時代の、若々しい怒りの爆発だったのかもしれない。 おりもおり、日露の....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ーマのレギヨンは後者に便なり。これ主として両国国民性の然らしむるところ。ギリシャ
民族に近きドイツと、ローマ
民族に近きフランスが、欧州大戦初期に行なえる会戦指導方....