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民族主義
「民族主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民族主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
のが事変処理、昭和維新、東亜連盟結成の基礎条件であります。中華民国でも三民主義の
民族主義は孫文時代のままではなく、今度の事変を契機として新しい世界の趨勢に即応し....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
壇の犢が神聖だという意味に於てしか神聖ではなくなった。 明治神宮体育会の系統が
民族主義的スポーツ団体だとすれば、之に対立する国際主義的スポーツ団体は国際オリム....
「新しい潮」より 著者:宮本百合子
想として、有罪を宣告したファシズムの思想である。あるいは、侵略主義の主体としての
民族主義思想であろう。 国際裁判によって有罪とされたそういう思想は言論の自由だ....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
シズムの新しい方法は非常に狡猾になってきている。正面から軍国主義の復活や侵略的な
民族主義をたきつけることは出来ないから、民主主義者が提唱する人民的な
民族主義に便....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
なのだと今日主張されている。だから例の貸座敷業者の亭主達は、決して馬鹿に出来ない
民族主義的社会理論の一端を本能的につかんでいるわけなのである。その成否はとに角と....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
日本の姿を以て民族的雄図を行なわんとする時代に当面して、国民は一致団結、熱烈なる
民族主義の旗の下に邁進しなければならぬとき、人民戦線の如き民族精神を否定し、国策....
「辞典」より 著者:戸坂潤
初めて、純然たるファッシズムの道を開拓する他はない。そうでなくてもファッシズムは
民族主義・国粋主義・ショーヴィニズム其他を介して封建化・原始文化化・其他を最後の....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
葉が、極めて無雑作にあてずっぽうに用いられて、何でも国粋的なものや国家主義的乃至
民族主義的なものや、又封建的なものが、そのままファッショ的なものであるかのように....
「世界新秩序の原理」より 著者:西田幾多郎
の世界性を含まない単に自己の民族を中心として、そこからすべての世界を考える単なる
民族主義は、民族自己主義であり、そこから出て来るものは、自ら侵略主義とか帝国主義....
「最近日本の科学論」より 著者:戸坂潤
之等のものに対立する対極としての文化ファッショ的科学論議(国体明徴的歴史科学論や
民族主義的社会科学論から、主観論的自然科学論――之は橋田邦彦博士から田辺元博士の....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
が、日本の再建に最も必要なことと考えます。現在、右翼にせよ左翼にせよ、政治界に、
民族主義的理念が生れかけているのは、新たな日本再建を目指すからに外ならないし、そ....
「哲学の現代的意義」より 著者:戸坂潤
性論は民族の科学的自殺以外の何物でもない。 階級性と民族性とを同列に並べたがる
民族主義者も多いが、階級性にとっては少し迷惑であろう。階級性にもそう云うなら二つ....
「日本歴史の研究に於ける科学的態度」より 著者:津田左右吉
隅に起ったいわゆる全体主義(その実は権力服従主義)的な、または特殊の意義における
民族主義的な思想から学ばれたようなことも主張せられ、それが古典の記載によって知ら....
「社大党はファッショ化したか?」より 著者:戸坂潤
を外部から見る限り麻生書記長の言論の処々に散見して何となくその雰囲気を感じさせる
民族主義風の定石に近いものや、議会に於ける膨大な軍事予算への積極的な協賛や、又亀....
「日本の民衆と「日本的なるもの」」より 著者:戸坂潤
族理論へ解消したり民族理論から出発したりすることを意味してはいないだろう。まして
民族主義や日本
民族主義に帰着するものでもあるまい。夫は日本の民衆という問題を解く....