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「民望〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

民望の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
運命」より 著者:幸田露伴
か 敢て樵牧せん。 王侯の 墓|累々たるも、 廃すること 草宿をも待たず。 惟公民望に在り、 天地と 傾覆を同じうす。 斯人 作す可からず、 再拝して 還一|哭....
三国志」より 著者:吉川英治
の物笑いだ」 「そうではありません。孫策は、義を尊び、仁政を布き、近来、赫々たる民望をはやくも負っています。それにひきかえ厳白虎は、奢侈、悪政、善いことは、何一....
三国志」より 著者:吉川英治
心もありません。ひたすら朝廷をうやまい、丞相にも服しております。のみならず土地の民望は篤く、よく将士を用い、敵のわれわれに対してすら徳を垂れることを忘れません。....
三国志」より 著者:吉川英治
は、孫策をいさめて、何十年来、なに一つ過ちをしていないこの道士を斬れば、かならず民望を失うであろうといったが、 「なんの、こんな老いぼれ一匹、犬を斬るも同じこと....
三国志」より 著者:吉川英治
いたら、せっかく、わが君の大業もここに挫折するやも知れません。すくなくも、ここに民望をつなぎ得ることはできません。――以上の諸点を考えては、いくら好きな美人であ....
三国志」より 著者:吉川英治
ら首を刎ねて憤死した。 関羽の死後にはいろいろな不思議が伝えられた。彼の武徳と民望が、それを深く惜しみ嘆く庶民の口々に醸されて、いつか神秘を加え説話をつくり、....