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「民法〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

民法の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仇討禁止令」より 著者:菊池寛
江藤新平の知遇を得て、司法少輔に抜擢せられる内約があったし、そうなれば、新日本の民法刑法などの改革に、一働きしたい野心もあった。 当分万之助の様子を見ながら、....
新日本の進路」より 著者:石原莞爾
夫婦は、完全に隔離された別室をもち、常に自由なる人生を樂しむであろう。そこでは新民法の精神を生かした夫婦が新たなる社會生活の一單位となり、社會生活は東洋の高き個....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
いのです」 「いやけっして」と法水は、諭すような和やかな声音で、「だいたい日本の民法では、そういう点がすこぶる寛大なんですから」 「ところが駄目です」と旗太郎は....
わが町」より 著者:織田作之助
少佐に推薦した。稲葉卯三郎が通訳長尾房之助を帯同、政庁を訪れると、ケノン少佐は移民法に接触してはならぬからと口頭契約で、人夫九百名、石工千名、人夫頭二十名、通訳....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
のである。家族主義の名の下に家庭主義が強制される。父権は却って拡張される(例えば民法改正に於ける自由結婚の否定)。母親だって息子よりも強くなる。本来なら息子に厄....
ドレフュー大疑獄とエミール・ゾーラ」より 著者:幸徳秋水
よりは、決して見ること得ざる所也。 然り是実に普通法衙の苟も為さざる所也。普通民法刑法の苟も許さざる所也。 而も赳々たる幾万の豼貅、一個の進んでドレフューの....
ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
思い出してしばらく思に耽っていた。 この新聞にも、四月十七日発の華盛頓電報で移民法案が既に決められたことを報じている。四月十七日といえば昨日である。それから巴....
ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
けれども、それを作るには少しの助力をも拒んだからである。その遺言書は、医学博士、民法学博士、法学博士、王立科学協会会員等なるヘンリー・ジーキル死亡の場合には、彼....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
に御注意なされませ。第一の命題は、『いかなる社会的団体といえども、自己の団体員の民法的、並びに政治的権利を支配する権力を所有するあたわず、かつまた所有すべからず....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ろう。両親、貴女たちはそれがいかなるものであるかよく御存じあるまい。幼稚な正直な民法では、それを父および母と称している。ところで、それらの両親は悲嘆にくれ、それ....
淪落の青春」より 著者:坂口安吾
。 貞吉はまだ分家していない。まだ新憲法に半年ほど間のある時で、さすればこれは民法上家族の一員であるから、生きて生家へ戻るとは怪しからん奴めと表向き言うわけに....
役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
だけのことだ、と説明したいのです。例えば、われわれが他人から金を借りたとしても、民法になんと書いてあり刑法になんと書いてあるから、返すのではありません。われわれ....
嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
次に発達して、ことに第一八世紀末葉このかた全く確立するに至った原則です。現にわが民法にも欧米諸国の法律においてもこの原則が明らかに採用されています。けれども、最....
小知恵にとらわれた現代の法律学」より 著者:末弘厳太郎
人間は誰かといえば、例えば刑法についていうならば犯罪をおかした犯罪人であり、また民法についていえば、例えば金を借りたとか物を売ったとかいうようなことで権利をもっ....
法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
情であった。 そういう事情であったから、法学部の講義の中心をなしていた憲法とか民法とかいうようなものは、要するに、現行法制を説明してその知識を与えるのが目的で....