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民生
「民生〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民生の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
ごとき一個の共同体となり、生産も消費もすべて村中心に行う。これが新時代における國
民生活の原則たるべきである。一村の戸數は、その村の採用する事業が何名の勞働力を必....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
お役人や軍人指導者達もさぞや別の意味で感慨無量であろう。とにかく人間研究を怠り、
民生を尊重せず、熊さん八つぁんを奮い立たせるように持って行かないで大戦争を経営し....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
価値に於て、その黄河流域無限の富庫を後方地帯に抱容する点に於て、我等は国防上、国
民生活上、永久にこれを勢力圏中より逸し去ることは出来ない。米国資本家の如きは、早....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
この歌は序詞のおもしろみというよりも、全体が実生活を離れず、特に都会生活でない農
民生活を示すところがおもしろいのである。巻十二(二九九一)に、「垂乳根の母が養ふ....
「淪落の青春」より 著者:坂口安吾
り彼はあのサルウィン河のほとりのビルマの娘と一緒になって、本当に原始さながらの土
民生活がしたい、いや、してもよい。そうして彼は、その空想の中の自分を、空想という....
「山の神殺人」より 著者:坂口安吾
師須藤正雄(二五)を検挙、さらに十八日朝被害者の実父である上北郡天間林村天間館、
民生委員、農坪得三郎(六一)と得三郎を須藤に紹介した同、行商坪勇太郎さん妻御嶽教....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
もご承知の通りです。「雄弁」の教養は、それ以来、哲学者に限らず、ヨーロッパ人の市
民生活のひとつの基盤となったと同時に、文学のあらゆる様式のなかに自然に混入し、浸....
「農民文学の問題」より 著者:黒島伝治
る無政府主義的な単農主義者等の立場とは、最初の出発からその方向を異にしていた。農
民生活を題材としても、その文学のねらう、主要なポイントは、プロレタリア文学が所期....
「もう軍備はいらない」より 著者:坂口安吾
とも不要である。そこにはおのずから限度があって、戦争に引き合うような途方もない国
民生活水準が有るべきものではないのである。 日本という国も泥棒の心配がいらない....
「戦後合格者」より 著者:坂口安吾
本当の生活にもなっている。ラジオの「ノド自慢」なども、一部には悪評であっても、庶
民生活へ芸術を近づける一助になっていることは確かである。 日本の庶
民生活には芸....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
らざる事実ですよ。この異様な事実に目をうたれるとき、胸につきあげてくるのは日本庶
民生活の悲しさです。 日本の木造建築にも、ピンからキリまである。法隆寺や平等院....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
とよそのお祭をとりいれて盛大に無邪気にやっているのは、むしろ頼もしい。こういう庶
民生活は健全で、むしろ民族興隆の種子を存するものと見てもよい。 私のように何十....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
第三の理由であります。 第四には、吉田内閣の手によっては、日本の経済の自立と国
民生活の安定は期せられません。かかる見地から、吉田内閣の退陣を要求するものであり....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
の大乗教義が、どのように日本民族の発展に役立って来たかと申しますと、まず第一に国
民生活上、和恭勤勉の気風を涵養したことであります。聖徳太子が御自ら法華経、維摩経....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
国民の兵役に対する自覚が次第に立派なものに向上して来た今日では、その生活様式を国
民生活に調和させることが必要である。のみならず更にあらゆる点に、積極的考慮が払わ....