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民社
「民社〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民社の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
の人の自由を犧牲にし、瞬間的に能率高き指導精神を採用した。尤もナチのごときでも國
民社會主義と稱して居り、決して前時代そのままの個人の專制に逆轉したわけではないが....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
十分に僕の頭を熱しさせていたのだ。 雪のふるある寒い晩、僕は初めて数寄屋橋の平
民社を訪れた。毎週社で開かれていた社会主義研究会の例会日だった。 玄関をはいっ....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
入る心は出ねど今は勇み進みて目科の後に従い入るのみかは常に爪弾せし探偵|吏の、良
民社会に対して容易ならぬ恩人なるを知り我が前に行く目科の身が急に重々しさを増し来....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
はいて居る。二人はさッさと歩いた。太田君は以前社会主義者として、主義宣伝の為、平
民社の出版物を積んだ小車をひいて日本全国を漫遊しただけあって、中々健脚である。主....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
は一見分裂のない云わば幸福な統一を楽しむことが出来る。対立は単に大学そのものと市
民社会との職業地位上の需要供給関係にだけ集中される。学術上の権威に就いては、大学....
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
な特色で、之はヘーゲルの適切な言葉を借りれば、個人のアトミスティクである処の「市
民社会」の物の考え方の特徴だ。わが倫理学(ブルジョア倫理学)も亦、その一例に過ぎ....
「読書法」より 著者:戸坂潤
、ヴァルガの年報を続けて翻訳出版していることは別として、ヴィットフォーゲルの『市
民社会史』其の他やダットの『ファシズム論』や、ポポフの日本に関する諸研究など読み....
「一つの思考実験」より 著者:寺田寅彦
ができたとすれば、それは従来の意味の新聞社とはだいぶちがったものになる。むしろ国
民社会一般の幸福安寧に資すべき調査研究報告機関のようなものになってしまう。こうい....
「獄中生活」より 著者:堺利彦
を走らせて来てくれた。つづいては筒袖の木下君、大光頭の斎藤君などを初めとして、平
民社の諸君、社会主義協会の諸君などが二十人あまり押寄せた。最後に予の女児真柄が、....
「科学論」より 著者:戸坂潤
構わないのである。この高遠な哲理は処が、不思議なことには、現代の腐敗しつつある市
民社会の最も卑俗な「常識」や、「専門的」哲学者の思想に、甚だよく適合するのである....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
スによれば社会は主に、アジア的、古代的(奴隷制度的)、封建的、近世資本主義的(市
民社会的)の四つの生産関係(乃至生産様式)の発展段階に分けられる(尤も最初の二つ....
「辞典」より 著者:戸坂潤
之を発表し、又多数の冊子を出版した。その主なるものは「社会民主主義の宗教」、「市
民社会」、「国民経済」、「ハインリヒ・フォン・ジーベに対する公開状」、「無信仰者....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
とが明かになるや、黒岩涙香は主戦論に一変した。幸徳、堺は「万朝報」を退社し、「平
民社」を創立した。そして、十一月十五日「平民新聞」第一号を発行した。これには、毎....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
いう伝説によるのである。 元来京都祇園社の信仰にもとづくもので、祗園の末社に蘇
民社というのがあるそうだ。その他諸国に蘇民将来子孫の護符をうりだす神社仏閣はいく....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
て、NHK、選挙管理委員会、さらには公明選挙連盟が主催をいたしまして自民、社会、
民社の代表を集めて、その総選挙に臨む態度を表明する機会を与えられましたことを、ま....