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民選
「民選〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
民選の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「庭」より 著者:太宰治
。 兄は、このごろ、ひどく痩せた。病気なのである。それでも、代議士に出るとか、
民選の知事になるとかの噂《うわさ》がもっぱらである。家の者たちは、兄のからだを心....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
進歩主義なりといえどもいまだ立憲政体の主張者たるには至らざりき。 第二
民選議院論 戊辰の大改革はある点においては新思想と旧思想の調和に起これり。ある....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
か。この問いに答えなければならなかったものが日本人のすべてであった。当時はすでに
民選議院建白の声を聞き、一方には旧士族回復の主張も流れていた。目に見えない瓦解は....
「わが半生を語る」より 著者:太宰治
、恋愛をさえ幾度となく自分で断念したこともあります。 現に私の兄がいま青森県の
民選知事をしておりますが、そう云うことを女にひと言でも云えば、それを種に女を口説....
「教育の民主主義化を要求す」より 著者:与謝野晶子
要望し、それに依って司法部の民主主義化を計ろうとするように、府、県、市、町、村に
民選の教育委員を設けて、我国の教育制度を各自治体におけるそれらの教育委員の自由裁....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
望隠伏の一事に至りては必ずわが国と趣を異にするところあるべし。 今、世の識者に
民選議院の説あり、また出版自由の論あり。その得失はしばらく擱《お》き、もともとこ....
「建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
たものと解することができる。ヨウロッパに発達した制度にならおうとしたものながら、
民選議院の設立の議には、立憲政体は政治を国民みずからの政治とすることによって国民....