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「民間説話〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

民間説話の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
。 「ケット」と「マット」、その語は甚だ簡単で、その語るところまた一つの興味ある民間説話というに過ぎないが、しかもその含蓄するところすこぶる大なるものがある。我....
埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
全然日本的な想像である。のみならず、苦しむ神の観念は、仏典と全然縁のないらしい、民間説話に基づいた物語のなかにも現われている。そうなるとこの観念は、日本の民衆の....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
前は各地に散在していたはずであるが、その生活ぶりは記録にはまだ見当らない。僅かに民間説話や歌謡の端々に、ズリが田舎をあるいていた痕跡を認むるのみである。ところが....
神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
実でないことを語らぬものであろうか。広い世界を見渡して、多くの民族、多くの国民に民間説話があり神話があることを知るものは何人も然りとはいうまい。然らば我々は如何....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
または大年の晩には大きな火を焚いて、知らぬ旅人にも親切を尽すべきものだという類の民間説話が、数多く残っているのも原因は一つであったろう。ただそういう中で一つ目の....