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気不精
「気不精〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
気不精の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「薄明」より 著者:太宰治
開《そかい》させているのを、うらやましく思いながら、私は金が無いのと、もう一つは
気不精から、いつまでも東京の三鷹で愚図々々《ぐずぐず》しているうちに、とうとう爆....
「風の便り」より 著者:太宰治
まになっていました。先日、君の短篇集とお手紙をもらって、お礼のおくれたのは自分の
気不精からでもありましたが、自分は誰かれの差別なくお礼やら返事やらを書いているわ....
「行人」より 著者:夏目漱石
、その日は自分に取って、何だか不安に感ぜられた。平生でも兄と差向いになると多少|
気不精《きぶっせい》には違なかったけれども、その日ほど落ちつかない事もまた珍らし....
「源氏物語」より 著者:紫式部
くようになった。 三月の終わる日には高官も若い殿上役人たちも皆六条院へ参った。
気不精になっている衛門督はこのことを皆といっしょにするのもおっくうなのであったが....