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水上生活
「水上生活〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水上生活の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
去らないで、水の中をすみかとするでしょうと思います」 「してみると、舟でも浮べて
水上生活というのをでもやるか、そうでなければ、人間が魚になるんだな」 「そんなん....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
芝居と支那映画「愛国魂」五巻。「打倒日本主義」の貼紙。孫|中山先生の肖像。土人の
水上生活。済民学校。適南学校。トモエ自動車商会。鍼灸揉療治所。御料理仕出し「みさ....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
、豚小屋、鶏小屋を設け、そこで子を産ませ子を育てるとさへ云われている揚子江名代の
水上生活者の筏船さえ通っていて、十数人の家族人らしい人間が乗り込んでいたが、誰も....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
トンへ着岸す。両岸、小艇の群れをなして櫛比せるを見る。これ、その名の高きカントン
水上生活の実況なり。人口百五十万中、八十万は
水上生活と称するも、その実三十万人く....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
前から愛知川口に手配をしていたものだろう。 いやそれにしても、湖東や湖南に住む
水上生活者の協力がなければできないことだった。古来、堅田や焼津には、叡山勢力下の....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
していた。それからお上さんらしい女が一人御亭主に負けずに棹を差していた。こういう
水上生活者の夫婦位妙に僕等にも抒情詩めいた心持ちを起させるものは少ないかも知れな....