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「水下〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水下の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
、三種は淡水に産する紅藻六属ある、ヒルデプランチア属の数種は本邦諸方の磯に産し鹹水下の岩面に薄く堅い皮となって固著しまるで紅い痣《あざ》のようだ、しかるに十二年....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
ら、散るさまが、さぞ綺麗《きれい》だろうと思われる大|銀杏《いちょう》の下の、御水下《みたらし》で、うがい手水《ちょうず》、祠前《ほこらまえ》にぬかずいて、しば....
グスコーブドリの伝記」より 著者:宮沢賢治
れたら人だって死ぬだ。」と言いながら、ほうと息を吸って首をちぢめました。その時、水下の沼ばたけの持ち主が、肩をいからして、息を切ってかけて来て、大きな声でどなり....
薄紅梅」より 著者:泉鏡花
、雁鍋の前あたりへ……もう来たろう。 お京の爪皮が雪を噛んで出た。まっすぐに清水下の道へは出ないで、横に池について、褄はするすると捌くが、足許の辿々しさ。 ....
次郎物語」より 著者:下村湖人
言った。また、「そろそろ引きかえして、日田町に一晩泊り、そこから頼山陽を学んで筑水下りをやってみてはどうじゃな。」とも言った。 時計はとうとう一時を二十分ほど....
早耳三次捕物聞書」より 著者:林不忘
寄せ、肘を相手の腋の下へ挾むようにして持ち上げながら、右手で切る片抜手竜宮覗き。水下三寸、人間の顔は張子じゃないから濡れたって別条ない。それを無理に水から顔を上....