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水力発電
「水力発電〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水力発電の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「軽井沢」より 著者:寺田寅彦
分布はやはり「すぐに取って食える食物」の分布できまるものらしい。 星野に小さな
水力発電所がある。六十五キロだそうである。これくらいのかわいいのだといわゆる機械....
「道標」より 著者:宮本百合子
れて、増水期には耕地にあふれ牛や子供を溺らしたりしていたドニェプル河の下流に、大
水力発電所がつくられようとしていた。ドニェプル大発電所が完成すれば、その電力は、....
「超人間X号」より 著者:海野十三
呼ばれていた。 このダムによって、せきとめた水が、高いところから下に落ちるとき
水力発電するのだった。水はこの広い山岳地帯《さんがくちたい》を縫《ぬ》って麓《ふ....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
ギニャーンが、三年の間、日夜その事業の進行と共に建設する人々の中で生活して「中央
水力発電所」という小説を書いた。婦人作家として、社会的条件の上で可能とされている....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
、地下へ繋がれたものである(野毛は古神家に代々仕えた料理番だった)。 地下には
水力発電所があった。その水力は愕くべきことに、この千早館の地下が鍾乳洞になってお....
「婦人大会にお集りの皆様へ」より 著者:宮本百合子
って、日本の鉱山労働者がいくじなしなのではありません。 石炭なしで電力をおこす
水力発電所の工事は、日本中、何ヵ所か着手されたまま完成していません。セメントがま....
「流線間諜」より 著者:海野十三
をして「海水の干満によって水準の変るのを利用し、高い方から海水を低い方に流して、
水力発電するためだといっている。しかしそれが問題じゃ。君が持って来た密書を見るま....
「「鎌と鎚」工場の文学研究会」より 著者:宮本百合子
割というものを予算に加えて仕事をはじめる。 五箇年計画でソヴェト同盟の中には、
水力発電所、工場、集団農場、夥しくふえた。ソヴェトで工場が建ち集団農場が一つふえ....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
を書くのに、一年間工場生活をしなければならなかった。マリエッタ・シャギニアンは「
水力発電所」を書くのに、二年間
水力発電所に労働生活をしなければならなかった。しか....
「山吹の花」より 著者:豊島与志雄
ている。旧道程で八町の距離。渓流は菅沼の水が丸沼に注ぐもの。戦時中はここに小さな
水力発電所があった。菅沼と丸沼との水位の差は三百メートル近くあり、その水が僅か八....
「雨の上高地」より 著者:寺田寅彦
けるから、自然に途中で道と河との高度差の最大な処が出来るのであろうかと思われた。
水力発電所が何カ所かある。その中には日本一の落差で有名だというのがある。大正池か....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
日影が多くなった、行手からは涼しい風が時折吹いて来るので、大きに凌ぎよい。右手に
水力発電所がある。奥平沢から片貝川の水を引き入れて、此処で落差百尺の水力を利用す....