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水城
「水城〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水城の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
な声で老人は云った。 「あいつらいったい何者かな?」 庄三郎は声を掛けた。 「
水城の人達でございますよ」 「なに
水城? どこにあるのか?」 「本栖湖の中にござ....
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
所旧跡は、みんな博多を中心にして取囲んでいるんだ。唐津、名護屋、怡土城、太宰府、
水城、宇美、筥崎、多々羅、宗像、葦屋、志賀島、残島、玄海島、日本海海戦の沖の島な....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
》※《わかす》」とか「始《はじめ》て漏剋《ろうこく》を用う」とか貯水池を築いて「
水城《みずき》」と名づけたとか、「指南車」「水※《みずばかり》」のような器械の献....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
吾等は学んでいるのである。 ○ ますらをと思へる吾や水茎の
水城のうへに涕拭はむ 〔巻六・九六八〕 大伴旅人 大伴旅人が大納言に兼任して、....
「三国志」より 著者:吉川英治
自己の戦を評して、 「――ただ、こんどの計で、一つ功を欠いたものがある。それは天
水城の太守|馬遵だ。彼にも同じような計を施してあるが、何としてか、城を出てこなか....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
た。 博多、箱崎に抑えをとどめて、本軍はその日、太宰府へ転進した。 直義は、
水城ノ址まで出て、兄を迎え、共に、原山の陣所へ入った。原八坊の一つ四王院がすでに....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
ったく糧道を断たれてからもう三十日以上にもなるという。それだのに、沈みかけている
水城の上には、生気が漲っているのだ。そこに少しの危なげな悲鳴もない。 百万一心....