水増し[語句情報] » 水増し

「水増し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水増しの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
真景累ヶ淵」より 著者:三遊亭円朝
って居り、裏手は絹川の流《ながれ》はどう/\と、此の頃《ごろ》の雨気《あまけ》に水増して急に落《おと》す河水の音高く、月は皎々《こう/\》と隈《くま》なく冴《さ....
青い眼の人形」より 著者:野口雨情
さとこの橋 渡りやんせ 雨が降つて来る 渡りやんせ 雨が降つて来りや水増しぢや 橋が流れる 渡りやんせ 渡りやんせ 渡りやんせ あとから....
十二支考」より 著者:南方熊楠
け伴れ去ったとあるを、那智山中読んで一月|経《へ》ぬ内に、自室の前の小流が春雨で水増し矢のごとく走る。流れのこっちの縁に生えた山葵《わさび》の芽を一疋の姫蟹が摘....
イギリス海岸」より 著者:宮沢賢治
ら、何とも云《い》えず青白くさっぱりしていました。 所々《ところどころ》には、水増しの時できた小さな壺穴《つぼあな》の痕《あと》や、またそれがいくつも続《つづ....