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水手
「水手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水手の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
い歓喜限りなし。別に何たるむつかしき説法あるにあらず。英国なども、漁村には漁夫|
水手《かこ》相応の手軽き礼拝堂あり。これに詣る輩むつかしき作法はなく、ただ命の洗....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
てんま》を押せやい、勝、お松さんを陸《おか》まで連れてって上げろ」 「よし来た」
水手《かこ》の勝が威勢よく返事をしました。お松は伝馬に乗って岸へ行くために通《か....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
こに流れついた土左衛門とお土左がそれじゃ」 湖面を見つづけていた船頭の叫びで、
水手《かこ》共が、よってたかって眼を皿のようにする。 二間ばかり近く、波の間に....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
あの娘の持主をはっきりきめてしまうのだ。 こういう心持で、船の中の乗組、船頭、
水手《かこ》、楫取《かんどり》のすべての面を頭に浮べたが、どうも考えてみただけで....
「変な男」より 著者:豊島与志雄
がいいんですがね。」 「ではそう致しましょうか。」 辰代は水枕をしてやり、額を
水手拭で冷してやった。今井は黙ってされるままになっていた。そのうちにすやすやと眠....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
ると火消改と一緒にまっさきに飛んで来たのはこのあっしなんで。……それから焼落ちて
水手《みずて》が引きあげるまで、ずっとここを離れなかったンです」 「すると、お前....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
といふあやし(賤)の者まで、形の如く連れたり。 山槐記治承三年六月廿二日条に、
水手称之、 平家物語に、 中間男が首にかけさせたる皮袋より取り出して、…… ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
から熱を病んで、今もって枕が上がらない。城太郎少年は枕元につき限りで、彼女の頭を
水手拭で冷やしたり薬の番をしたりして、いじらしい程、看護に努めている――
「ふた....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
称。 六八 万霊祭 家の先祖以外に、誰とも知らぬ亡魂に供養する風があるか。 六九
水手向け 鉢に水を盛って盆棚に供える場合、その水鉢にはどんなものを入れるか。これ....