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「水流れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水流れの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
まに進み行かれず、又暗うして、心神を痛ましむ、主従各|松明を取る、路次の始中終、水流れて足を浸し、蝙蝠顔を遮り飛ぶ、幾千万なるを知らず、其先途は大河也、逆浪流を....
観画談」より 著者:幸田露伴
が書いてある。一字ずつ心を留めて読んで見ると、 橋流水不流 とあった。橋流れて水流れず、橋流れて水流れず、ハテナ、橋流れて水流れず、と口の中で扱い、胸の中で咬....
怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
それは又工夫がある、鉄砲じゃア仕様があるめえ、十郎ヶ峰あたりへ待受け、源さまは清水流れの石橋の下へ隠れて居て、己達ゃア林の間に身を隠している所へ、孝助がやって来....
夜叉ヶ池」より 著者:泉鏡花
。 蟹五郎 やあやあやあ! 鯰入 文箱の中は水ばかりよ。 と云う時、さっと、清き水流れ溢る。 鯉七 あれあれあれ、姫様が。 はっと鯰入とともに泳ぐ形に腹ばいにな....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
」(代匠記)といい、考・略解・古義これに従ったが、稍穿鑿に過ぎた感じで、寧ろ、「水流れ草もえて万物の時をうるを悦び給へる御歌なるべし」(拾穂抄)の簡明な解釈の方....
詩想」より 著者:国木田独歩
の一つを石多く水少なく風|勁く土焦げたる地にまき、その一つを春風ふき霞たなびき若水流れ鳥|啼き蒼空のはて地に垂るる野にまきぬ。一つは枯れて土となり、一つは若葉|....
北斗帖」より 著者:違星北斗
はや訪れぬ初あられ まず今日の日記に書かん初霰 雪除けや外で受け取る新聞紙 流れ水流れながらに凍りけり 塞翁の馬で今年も暮れにけり 雪空に星一つあり枯木立 枯葉....
日和下駄」より 著者:永井荷風
かしそれにもかかわらず東京市中の散歩において、今日なお比較的興味あるものはやはり水流れ船動き橋かかる処の景色である。 東京の水を論ずるに当ってまずこれを区別し....