水無月[語句情報] »
水無月
「水無月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水無月の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春昼」より 著者:泉鏡花
打合わせの、模様はちょっと分らなかったが、お太鼓に結んだ、白い方が、腰帯に当って
水無月の雪を抱いたようで、見る目に、ぞッとして擦れ違う時、その人は、忘れた形に手....
「詩語としての日本語」より 著者:折口信夫
て鄭重な言い廻しではあるが、極めて皮肉な語気を以て噂した(明星)。 たとえば「青
水無月――日本的に言えばくどき節――の臭気をさえ深く帯びて居た。言葉の排列が、独....
「藪の鶯」より 著者:三宅花圃
へぞかえりける。 第八回 暑さは金《かね》をとかすともいうべきほどの
水無月《みなづき》に、遊船宿と行燈《あんどう》にしるせる店へ。ツト入り来たりし男....