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水牢
「水牢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水牢の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ろう。さあ、神妙に申し立てろ。さもないと盲目のおふくろを代官所へ引き摺って行って
水牢へ叩き込むが、いいか」 お竹はわっと泣き出した。 「もう仕方がねえ。お前、....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
問的の問いをかけたということになっている。
その当時の一村の名主の家には、必ず
水牢、木馬の類が備えてあったのだ。百姓共が年貢を滞納する時は、
水牢に入れ、木馬に....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
べえ》という鬼代官がいる。名代《なだい》の農民いじめで、年貢不納のものは遠慮なく
水牢に入れる。厳寒の節に水の中に立たせる。泣き叫ぶ声が通路まで聞えて、人の身の毛....