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「水稲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水稲の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
黒ずんでいる目白台《めじろだい》の森と、右手の奥に朦朧《もうろう》と重なり合った水稲荷《みずいなり》の木立《こだち》を見て坂を上《あが》った。それから同じ番地の....
軽井沢」より 著者:寺田寅彦
うして自由に放恣な太古のままの秋草の荒野の代わりに、一々土地台帳の区画に縛られた水稲、黍、甘藷、桑などの田畑が、単調で眠たい田園行進曲のメロディーを奏しながら、....
昔の火事」より 著者:宮本百合子
これが籾と藁の圧痕ですよ。この竪穴の時代にもう農作がされていたんですね。沢の方に水稲をつくっていたのかもしれない。 尻っぱしょりになって跼みこんでそこの地点を....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
は、電磁波の生物に及ぼす影響に関するもので面白い。その他、北大の伊藤誠哉教授の『水稲主要病害第一次発生とその総合防除法』の研究は、生活に即した重要な研究だ。その....
百姓弥之助の話」より 著者:中里介山
てねばり気が少ない、もう一つの平山種はきびの悪い程うまかった、うまいと云った所で水稲とは比較になるべき筈のものではないが、普通陸稲のさらさらしたものにくらべて、....
飢餓地帯を歩く」より 著者:下村千秋
であった。「ばかりか、八月九月には、二度までも、非常な厳寒と降雹とに見舞われた。水稲も、畑の作物も、僅かにその茎を育てたきり、ついに満足な実を入れる暇がなかった....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
…………箸銀杏 同 下谷区谷中清水町……………………………………………………清水稲荷 荏原郡品川町南品川宿………………………………………………………縛り地蔵 ....