水絵[語句情報] »
水絵
「水絵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水絵の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「少年」より 著者:芥川竜之介
勿論である。が、彼はそのほかにももう一つ楽しみを持ち合せていた。それはあり合せの
水絵具に一々|挿絵《さしえ》を彩《いろど》ることだった。彼はこの「浦島太郎」にも....
「点鬼簿」より 著者:芥川竜之介
迫られると、四つ折の半紙に画を描いてくれる。画は墨を使うばかりではない。僕の姉の
水絵の具を行楽の子女の衣服だの草木の花だのになすってくれる。唯《ただ》それ等の画....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
「ははあ、和尚さん、娑婆気だな、人寄せに、黒枠で……と身を投げた人だから、薄彩色
水絵具の立看板。」 「黙って。……いいえ、お上人よりか、檀家の有志、県の観光会の....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
の硝子蓋《ガラスぶた》をとって中の駄菓子をとれと教えた。当《あて》ものをさせて、
水絵《みずえ》――濡《ぬ》らしてはると、西洋画風の蝶や花が、刺青《ほりもの》のよ....