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水谷八重子
「水谷八重子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水谷八重子の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「党生活者」より 著者:小林多喜二
ったことを話した。どの女工も芝居と云えば歌舞伎(自分では見たことが無かったが)か
水谷八重子しか知らないのに、労働者だとか女工だとかゞ出てきて、「騒ぎ廻わる」ので....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
誤謬なのである。 三 先生商売論 都下の新聞によると、歌舞伎座で新派組や
水谷八重子達が上演した翻訳劇、ハインリヒ・マンの原作で、ヤンニングスとディートリ....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
と女の匂いが薫じて来ます。雑沓《ざっとう》の流れ。――公園劇場の前に出てみると、
水谷八重子の一座の旗の中に、別れたひとの青い旗が出ている。これは面白い。他人より....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
格好の無分別男がいたりしたので、自分の席からは舞台の右半がたいてい見えず、肝心の
水谷八重子《みずたにやえこ》の月の顔《かん》ばせもしばしばその前方の心なき帽子の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
八月興行の立看板が出ていて「彦六大いに笑う」三好十郎作、杉本良吉演出、井上正夫、
水谷八重子、岡田嘉子などと出ていて、これも面白くみました。私は先日来、ゴーリキイ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たから大安心です。丁度『明日への精神』の増刷の分が来たので大助り。歌舞伎を見せ、
水谷八重子というものを初めて見物いたしました。新派というものの講談社性はどこかも....
「イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
っともポピュラアなものであるという理由が一つ、それと並んでこの作品は松井須磨子や
水谷八重子などの上演によって日本の新劇運動にも馴染の深いものではありますが、しか....