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「水貝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水貝の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
。 勿論、コールドビーフやハムサラダでビールを一杯飲むのもいい。日本流の洗肉や水貝も悪くない。果物にパンぐらいで、あっさりと冷やし紅茶を飲むのもいい。 その....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
う。」五百は生卵を食べた。 午になって保はいった。「きょうは久しぶりで、洗いに水貝を取って、少し酒を飲んで、それから飯にします。」 「そんならわたしも少し飲も....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
人麿の死んだ時、妻の依羅娘子が、「けふけふと吾が待つ君は石川の峡に(原文、石水貝爾)交りてありといはずやも」(巻二・二二四)と詠んで居り、娘子は多分、角の里....
白い朝」より 著者:豊島与志雄
眼をまるくしたほど、いろいろ御馳走がならんでいます。鮎の塩焼や、赤い刺身や、白い水貝などは、殊に目をひきます。ただ、違い棚の上には、大きな果物籠がのっていて、そ....
女心の強ければ」より 著者:豊島与志雄
以来の習慣となったのだが、酒は火鉢の銅壺で燗をする、その酒を長谷川は飲みながら、水貝をすくい、壺焼をつっついた。 「鮑も栄螺も、とびきり生きがいいって、自慢して....
鮑の水貝」より 著者:北大路魯山人
あわびの水貝は、あわびを切っただけでよいようなものであるが、これは元来、江戸前の料理だ。....
東京で自慢の鮑」より 著者:北大路魯山人
いるものに、あわびが挙げられる。料理の仕方は古来様々あるが、通常は生のままで食う水貝、蒸して食う塩蒸しが万人によろこばれ、江戸自慢のひとつとなっている。事実、こ....