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水責め
「水責め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水責めの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
罪人がひとり切られて死んでいるというんだ。だんなもご存じでしょうが、ふとん蒸し、
水責め、さかつるし、罪人どうしの間で刃物を使わねえ人殺しは、これまでもちょくちょ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
らな。それで、女はどうしたのかい」 「かわいそうに! 大将のことだから、さんざん
水責め火責めの拷問をやったんで、虫の息になりながら、お白州にぶっ倒れているんです....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
の中に誰一人、あの源様に歯のたつ者はないものだから、しょうことなしに、おとし穴の
水責め……さぞ源さまはおくやしかろうと、わたしはそれを言っているだけさ」 「そう....
「神秘昆虫館」より 著者:国枝史郎
恐ろしい拷問と云わなければならない。 助けにやって来た恋人を、一方において
水責めに、断末魔の時期を刻々に告げ、さらに一方では恐ろしい、腐蝕性ある醂麝液を、....
「転機」より 著者:伊藤野枝
、何かあったのですか?」 「実はその村の人たちが水浸りになって死にそうなんです。
水責めに遇っているのですよ。」 「え、どうしてですか?」 「話が少しあとさきにな....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
必要によっては拷問にかけられることもあったろう、で結局ブーラトリュエルはたとえば
水責めの拷問にはたえきれなくて白状したかも知れない。するとテナルディエは言った、....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
絵画がうつる。どいつも、こいつも、しめ殺す。鋸ビキ、火アブリ、牛ざき、穴つるし、
水責め、なんでもやる。 昔はいざとなりや自分の首だけしめつけてオサラバときまつ....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
て世界無比のところがあったかも知れない。 その方法は斬首、ハリツケ、火アブリ、
水責め、氷責め、熱湯責め、ノコギリびき、蓑踊り、穴吊し等々いろいろある。それは死....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
噛みつき、身体を水に濡らしては火の粉を除けるという騒ぎ、何んのことはない、火責め
水責めを前後に受けて生きた心地もしなかった。それに苦しい上にも苦しかったことは、....