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水遁
「水遁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水遁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
その術とは……?」 と、叫んだ。 「鳥人の術とは、わが秘法の飛行の術及び火遁、
水遁、木遁、金遁、土遁の忍術の謂いなり。まず飛行の術とは、甲賀五十三家の内、特に....
「釣り師の心境」より 著者:坂口安吾
はシビによりそって、シビの材木のフリをするような方法を用いた。アメリカの飛行機に
水遁の術がきくかどうか心細い思いであったが、慾念逞しく、尚も海中にふみとどまって....
「鵞湖仙人」より 著者:国枝史郎
たが為である。 忍術の根本は五遁にある。即ち水火木金土だ。 ところで葉迦流は
水遁を主とし、葉迦良門の開いたもので、上杉謙信の家臣である。 「滴水を以て基とな....
「柳営秘録かつえ蔵」より 著者:国枝史郎
侍は、サッと軒下に身を隠した。 「あっ、畜生、こいつア不可ねえ。あべこべに先方が
水遁の術だ。……中止々々! 水鉄砲は中止。……さてこれからどうしたものだ。ともあ....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
つき、機関《エンジン》をとめて、音も姿もかくしていたのである。 「航海長、僕らの
水遁《すいとん》の術は、猿飛佐助《さるとびさすけ》や霧隠才蔵《きりがくれさいぞう....