水野越前守[語句情報] » 水野越前守

「水野越前守〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

水野越前守の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
書に実印、爪印をさせられた。 二十八日には筒井から五度目の呼出が来た。用番老中水野越前守|忠邦の沙汰で、九郎右衛門、りよは「奇特之儀に付構なし」文吉は「仔細無....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
にはいる。二度も火災をこうむった江戸城建築のころは、まだ井伊大老在職の日で、老中水野越前守が造り残した数百万両の金銀の分銅はその時に費やされたといわれ、公儀の御....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
た改まったから、道庵も少し改まって、 「どんな話?」 「左様でございます、天保の水野越前守様の御改革の時でございました」 「なるほど」 「あの時分、大公儀もずい....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
八重の一派が企ておる謀叛の事実をここに密訴いたします。 一味と申しますのは大老水野越前守、町奉行勘定奉行鳥居甲斐守、松平|美作守《みまさかのかみ》支配、天文方....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
を有し、この山形では明和四年に武州川越から移ってより、弘化二年上州館林に転じて、水野越前守と入れ交るまで、わずか八十年にも足らぬほどの就封に過ぎなかったが、その....