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水飼い
「水飼い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
水飼いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「原爆詩集」より 著者:峠三吉
たら どっと噴き出そうなそのもの! 裂けた腹をそらざまに 虚空を踏む挽馬の幻影が
水飼い場の石畳をうろつく 輜重隊あとのバラック街 溝露路の奥にあなたはかくれ住み....
「女房ども」より 著者:神西清
な。」 朝の忙しさが始まった。若いユダヤ女が、裾飾りのついた褐色の着物を着て、
水飼いをしに馬を庭先に引いて来た。井戸の滑車が悲しげに軋り、釣瓶のぶつかる音もす....
「三国志」より 著者:吉川英治
そういわれては、帰る者も諫める者もあるわけはなかった。 渓流へ下りて、馬に
水飼い、また一つの嶺をめぐって、南方の平野をのぞきかけた。 すると早くも、その....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、 「いや、そうしてはおられぬ身、しばし御門前を床几の場に借用したい。そして馬に
水飼い、兵にも腰兵糧の用意をさせなどしたら、すぐにもここは立ち申す」 と、門前....