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氷刃
「氷刃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氷刃の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
た武蔵太郎を、栄三郎はっと振りかぶったと見るまに、泣くような気合いの声とともに、
氷刃、殺風を生じて、突! 深くお艶の肩を打った。
ウウウム――!
と歯を食い....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
の刹那だ! 七本松の黒々とわだかまった闇の蔭にシーッと息をこらしているかのような
氷刃の鋭気。 踵をかえして七、八歩、うしろを見るといつのまにか、そこにも狼群の....
「八寒道中」より 著者:吉川英治
、三五兵衛の左の脇の下にしっかりと抱きこまれていた。また彼の空いている右手には、
氷刃のような白い裸の刀が、歩くたびに、ぎらぎら光った。 「……畜生、畜生」 と....