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氷滑り
「氷滑り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
氷滑りの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
く、一本の踏つけ道が見えた。凍った河づらの白雪の上に黒い線に見える横断道の先で、
氷滑りをしている人影が動いた。人影は雪の上で黒く小さく見えた。
この季節になっ....
「ワーニカとターニャ」より 著者:宮本百合子
、この頃、何故だかみんなの投書がへりました。どうか奮って投書して下さい。 ――
氷滑りで時間がないんだ。 鉛筆をけずりながら、大人っぽい声でドゥーシャがやりか....
「クリスマス・カロル」より 著者:ディケンズチャールズ
じゃありませんか、ええ?」 「聖降誕祭の季節なら、これが順当でしょう。時に貴方は
氷滑りをなさいませんでしたかね。」 「いえ、いいえ。まだ他に考えることがあります....
「雪の障子」より 著者:島崎藤村
分の幼い日のことを思い出し、谷底にあったような旧い住居を出ては、よくあの植木坂へ
氷滑りに走り出た。 降ったばかりの雪は冷たいようで、実は暖かい。それを踏めば歓....