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「氷釈〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

氷釈の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
無系統虎列剌」より 著者:夢野久作
べた棚の端に、重曹の瓶と匙が一本置いてあるんだ。 そいつを見ると疑問が一ペンに氷釈したよ。何でもない事なんだ。 吾輩は直ぐに西木家を出て程近い警察の横の斎藤....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
出でました。 その行先が疑問、それを突き留めさえすれば、金策の問題もおのずから氷釈するに違いありません。通俗に考えれば、これは、てっきり、柳橋の遊船宿に駒井甚....
妖怪報告」より 著者:井上円了
、おおむね事実と適中するもののごとしと。これ、そもそも予が疑団いよいよ凝結して、氷釈するあたわざるゆえんなり。それ、およそ夢は、つねに五官の交感、あるいは往事追....