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「永代蔵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

永代蔵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新釈諸国噺」より 著者:太宰治
るが、私が書くとその十倍の二、三十枚になるのである。私はこの武家義理、それから、永代蔵、諸国噺、胸算用などが好きである。所謂、好色物は、好きでない。そんなにいい....
十二支考」より 著者:南方熊楠
はずと惟えばそうもならず。親の仇同前に心掛けて配慮する内、やっと近頃西鶴の『日本永代蔵《にっぽんえいたいぐら》』巻四の四章に「茶の十徳も一度に皆」てふ題目を立て....
女性の歴史」より 著者:宮本百合子
だった西鶴はまた違っていた。西鶴が経済的な面で大阪の当時の世相を描き出した短篇「永代蔵」その他は芭蕉と全然違ったリアリティーをもっている。武士出身の芭蕉が芸術へ....
行方不明の処女作」より 著者:宮本百合子
確にはいつ頃のことであったか。今はっきり思い出せないが、私はそれを真似て、西鶴の永代蔵の何かを口語体に書き直し、表紙をつけ、綴じて大切に眺めたりした覚がある。 ....
西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
識さえも持合せなかった。ところが、二、三年前にある偶然な機会から、はじめて『日本永代蔵』を読まなければならない廻り合せになった。当時R研究所での仕事に聯関して金....