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汁液
「汁液〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
汁液の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ズラかった信吉」より 著者:宮本百合子
、手描きのポスターが貼ってある。 この頃また建てましをやった「鋤」の食堂だ。果
汁液《クワス》だの一杯二カペイキの茶、スイローク(牛乳製品)なんぞを売ってる売店....
「民族の血管」より 著者:中井正一
の古いもの、疲れたものを間断なく棄てて、日に新たに日に日に新たに、その生きている
汁液をめぐらしているというところにある。 出版とは、民族の思想を、常に新たに、....
「智恵子の半生」より 著者:高村光太郎
この一筋につながるものであったろう。彼女はそのレモンに歯を立てて、すがしい香りと
汁液とに身も心も洗われているように見えた。 彼女がついに精神の破綻を来すに至っ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
の最初の自然移民などのように、ここに暫くの盛りを息づくのである。この植物の褐色の
汁液には、少しの臭気がありまた毒もあると言われる。それよりも人に迫るのはあの熱帯....