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「求心力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

求心力の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ことも止めて、積極的に活動し始める。中心は自分自身が移動する代りに周辺に向かって求心力を発揮し始める。観念は単に狂奔し膨漫するのではなくて、自分自身活きた屈伸性....
カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
にだって潜んでいるよ。必ず潜んでいるよ。しかし、どうしてそれが下劣だというんだ?求心力というやつはわが遊星上にはまだまだたくさんあるからな、アリョーシャ。生きた....
『井伏鱒二選集』後記」より 著者:太宰治
ずつ進める。」 「井伏の小説は、決して攻めない。巻き込む。吸い込む。遠心力よりも求心力が強い。」 「井伏の小説は、泣かせない。読者が泣こうとすると、ふっと切る。....
立枯れ」より 著者:豊島与志雄
しまってる関係だった。中江のまわりに小鳥のように飛びまわっていたキミ子は、一種の求心力に引かされるかのように、次第に彼の方へ全身的にのしかかってくるし、中江の方....