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求職
「求職〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
求職の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骨を削りつつ歩む」より 著者:佐左木俊郎
わった。「文章倶楽部」に載った「首を失った蜻蛉」も、この頃に、労働を始める前の、
求職に苦しんでいた時の事を書いたものであった。私は毎日、仕事場では一篇の詩を作っ....
「小説の選を終えて」より 著者:宮本百合子
採用に痛めつけられ憤る心持を、この作者は細々と書いている。憤りを押えて下手に出る
求職者の心もちなどこくめいに書かれているが、作品としては余り線が細い。主人公の気....
「現実に立って」より 著者:宮本百合子
迫られて来ていると思う。東京に六十万の失業者があって、その人々は闇商売の面白さに
求職していないと報じられている。しかし、人民の購買力は、無限ではない。刻々買いか....
「技術の哲学」より 著者:戸坂潤
少し、職業紹介所による就職率は昨年度に比して三パーセント乃至七パーセントを増し、
求職殺到率は一二―二七パーセントの減少だと云われる。 だがこうした断片的な資料....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
天草書房」だの「天草石炭商事」だのと十幾つとなく分類がある。 すでに五十年配の
求職者が十人ほどつめかけていたが、みんな戦災者引揚者というウス汚れた風采で、一帳....
「日蔭の街」より 著者:松本泰
しいその夜の出来事計り考えていたが、それでも職業紹介所へ行ったり、新聞社へ寄って
求職の広告を出したりした。職業紹介所ではホテルの皿洗いの口と、郊外の某家の下男の....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
く断られて帰って来ます。そして朝飯のパンを噛ります。もう習慣になっていますから、
求職の一廻りをして、それからでないと朝飯が落着かないくらいです。然し自転車という....