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「汎論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

汎論の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近時政論考」より 著者:陸羯南
ごとき、当時の日本人をして法政上の新思想を起こさしめたるや少なからず、かの『国法汎論』『仏蘭西法律書』の類は『西洋事情』のごとく俗間に行なわれざるも識者の間には....
読書法」より 著者:戸坂潤
ル・プロブレーメ』の各号から取捨選択して訳出したもの。パーム・ダット「ファシズム汎論」、エル・マジャール「ファッショ化の型について」、パウル・ライマン「都市中間....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
先生の「万国公法」、加藤先生の「立憲政体略」「真政大意」「国体新論」および「国法汎論」、箕作先生の「仏蘭西六法」の翻訳などに依って、明治十年前後には邦語で泰西の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
一九〇八年板英国科学士会員ペッチグリウの『造化の意匠』巻二に、猴の心性について汎論した一章あって煩と簡との中を得居るからその大略を述べよう。すなわち猴類は人間....
イデオロギーの論理学」より 著者:戸坂潤
しようとすればヘーゲルの口吻に倣って――ヘーゲルこそ論理を独立化したと云われる(汎論理主義)――、論理的なるものは存在的である、とでも云わねばならない。――さて....
辞典」より 著者:戸坂潤
ヘーゲルの弁証法自身に責任があるのである。 ヘーゲル弁証法の体系――それは往々汎論理主義とか論理学的発出説とか云われている――は、決して卒然として思いつかれた....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
とか民権とかを神の御託宣のように思っていたのであるが、その後ブルンチュリーの国法汎論なども読み、また文部省雑誌といって西洋の新らしい論説を載せたものを読んで、段....
獄中消息」より 著者:大杉栄
物理学輓近の発展、シジュウィックの倫理学説批判、高桑博士のインド五千年史、物理学汎論(著者の名は忘れた、二冊もの)以上、『帝国文学』の広告を見よ。 文学もので....
物理的空間の成立まで」より 著者:戸坂潤
ゴスから空間そのもの(それは空間なる概念ではない)が演繹され得ないとすればかかる汎論理主義的解釈は今の場合には無用である。それでは所謂論理的基礎とか根拠とか予想....
範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
にあるものが論理であり之からの最も広い意味に於ての発展として範疇が導き出される(汎論理主義に於ての如く)か、それでなければ之を論理に還元し得る(例えばAならばB....
性格としての空間」より 著者:戸坂潤
優越性を有ち――実名論はその一つの現われである――、又他に対する構成性を有つ――汎論理主義はその一つの現われである。であるからこの意味に於てこのような概念は正に....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
ことは多いとはいえ、抽象的《ちゅうしょうてき》のものが多くて具体的でない。いわば汎論的《はんろんてき》で、各論的でない。万民に演《の》べた言で個人に述べた言でな....