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「汐見〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

汐見の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
菊細工を始めたのは、染井よりも四十余年後の安政三年だと覚えています。あの坂の名は汐見坂《しおみざか》というのだそうですが、坂の中途に団子屋があるので、いつか団子....
名君忠之」より 著者:夢野久作
、早や蹄の音も聞こえなくなってしまった。 四 お城の南、追廻門、汐見|櫓を包む大森林と、深い、広い蓮堀を隔てた馬場先、蓮池、六本松、大体山の一帯....
シナーニ書店のベンチ」より 著者:宮本百合子
を発されるようなことがどうして起ろう。築地はそんなに下手に演じたか? 否。例えば汐見の爺やは、ここの爺やより巧に、効果的に演じられた。演じられぬ魂が、築地のリフ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
まず心配はない。 でも、今日は二人とも感心に、止まるところを知っているらしい。汐見《しおみ》の松のところまで来ると、兵部の娘は、松の根によりかかってしまうと、....
神経」より 著者:織田作之助
難波へ出るには、岸ノ里で高野線を本線に乗りかえるのだが、乗りかえが面倒なので、汐見橋の終点まで乗り、市電で戎橋まで行った。 戎橋の停留所から難波までの通りは....
葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
近く虹のごとく懸っているのを縞の羽織が聞くと、船頭の答えるまでもなく紋着が、 「汐見橋。」 「寂しいな。」 この処の角にして船が弓なりに曲った。寝息も聞えぬ小....
三枚続」より 著者:泉鏡花
とばかり前、緋の袴を穿いた素白な姿の者が、ちょうどその屋根の上あたりを走るのを、汐見橋の上で見た者がある、前兆だなんて種々なことを謂ったもんです。 ようよう夜....
小山内薫先生劇場葬公文」より 著者:久保栄
中、小山内先生の指名せられた第一諮問委員、土方、青山、友田、北村、第二諮問委員、汐見、東山、和田、水品、久保、土方(梅)および経営主任千早、神尾、秘書土橋は、四....
日和下駄」より 著者:永井荷風
この楼を観潮楼《かんちょうろう》と名付けられたのだと私は聞伝えている。団子坂をば汐見坂という由後に人より聞きたり。度々私はこの観潮楼に親しく先生に見《まみ》ゆる....
活人形」より 著者:泉鏡花
、屈曲縦横の往来を由井が浜まで見通しの、鎌倉半面は眼下にあり。 山の端に月の出汐見るともなく、比企が谷の森の方を眺むれば、目も遥かなる畦道に、朦朧として婦人あ....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
らだ。百本|杭の柵が見え、掘割が見え水門が見える。乱松の間から高く聳えているのは汐見櫓、番所の灯がチラチラと水に赤い影を縒らせ、不寝の番が見張っている。 そこ....
春の雁」より 著者:吉川英治
で働いていた。 「え。おれと?」 手を握って、見つめると、 「九刻ころ、御旅の汐見松の下で落会っておくんなさいな。――私も、旅支度をして行きますから」 秀八....
春泥」より 著者:久保田万太郎
すから。――ですから、あたくし、先刻申したうぬぼれの、うちのまず師匠、筑紫さん、汐見さん、もう一人、若宮君……」 「お世辞じゃァござんせん、実際みなさん、しっか....