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「汗衫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

汗衫の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
偸盗」より 著者:芥川竜之介
、横になっている。それも、肌《はだ》をおおうものは、腰のあたりにかけてある、麻の汗衫《かざみ》一つぎりで、ほとんど裸と変わりがない。見ると、その胸や腹は、指で押....
紫大納言」より 著者:坂口安吾
。 「太刀もやろう。欲しいものは、みんな、やろう」 「衣も、おくせ」 大納言は汗衫ひとつで、月光の下の小径を走っていた。 暈さえもない皓月をふり仰ぎながら、....